巻き肩
「猫背」とは背中全体が丸くなり首から上が前に出る姿勢です。その特徴として12個ある胸椎の並びが後弯増強という状態となる事で様々な症状を引き起こします。
一方「巻き肩」は肩甲骨が外転方向に動くように移動し肩を内側にすぼめる様な姿勢をとることです。猫背のように胸椎の弯曲には変化を起こさず体の軸の中でただ肩の位置だけが悪くなってしまう症状を言います。
ただ「巻き肩だけど猫背ではない」という人は少なく、殆どの方が巻き肩から猫背に悪化していきます。
姿勢の悪さからくるもので、最近では「スマホ巻き肩」といわれるほどスマートフォンの使用から不調を訴えるケースが多いです。スマートフォンはパソコンと違って軽くて動かしやすく、画面が小さいので自分の楽な姿勢で目から近い位置で操作しがちです。
人間は背筋を伸ばそうと思うと手は真下や後ろにあるほうが伸ばしやすいのですが、スマホは腕を前に出した状態で操作します。手を前に出して行う作業は意識していないと肩甲骨が外側に移動し、肩は内側に巻き前にせり出してしまうので、結果として巻き肩になってしまいます。
他にも
このような人は「巻き肩」になっている可能性が高いです。
巻き肩の原因は肩甲骨の外転変位、猫背になるとさらに胸椎の後弯増強が加わり肩甲挙筋、僧帽筋上部繊維の筋緊張により肩甲骨が挙上しやすくなります。どちらにも共通しているのが『肩甲骨』の変位(位置異常)なのです。
巷の骨格矯正では骨盤矯正をメインにした矯正術が多いですが、よし鍼灸接骨院の骨格矯正では骨盤~椎骨(背骨)~肩甲骨そして股関節と、それらの関係性を考え組み立てられた矯正術な為、巻き肩や猫背を正確に治すことが出来るのです。
特に巻き肩に対しては、胸にある小胸筋の緊張を取り除き、肩甲骨の位置や可動性を重要視しています。
また、巻き肩や猫背を改善しようとする際に背中を内側にただ寄せようと努力される方がいますがそれは間違いです。骨盤を立たせた時(骨盤正常位)に自然と背筋が伸び(椎骨が正常弯曲を築く)肩甲骨が自然と内方により正常な位置に保てるようになることが大切なのです。決して意識して肩甲骨を寄せるわけではありません。
肩や骨格の位置が正しい位置に自然と戻れる身体作りを当院で行いましょう。