頑固な背中の痛みには気をつけよう
腰痛を起こす原因には色々なものがありますが、たいていは安静にしていたり、痛み止めの薬を飲んだり、湿布を貼ったりする事でよくなります。また、腰を引っぱったり、温めたり、低周波とかSSPなどと言う電気治療を続ける事で痛みが和らいで行きます。かなり痛みのきついぎっくり腰や、坐骨(ざこつ)神経痛を伴った椎間板(ついかんばん)ヘルニア、また高齢の女性に多い骨粗鬆症(こつそしょうしょう)でもコルセットを装着することなどで少しずつ痛みが軽快していくものです。 しかし、以上のような治療を続けていても一向に痛みが改善しない場合は注意しなければなりません。特に40、50歳以上で安静にしているにもかかわらず背中や腰が痛んだり、下肢のつっぱりやしびれが強くなってきた場合は悪性の腫瘍(しゅよう)が最も強く疑われます。骨の腫瘍のうち、最も多いのが肺癌、乳癌、腎癌などの内臓器の癌〔がん〕の転移です。体調がすぐれず痩せてきたとき、変に咳などが出る場合は、積極的に検査をされることをお勧めいたします。早期に発見されればされるほど治療効果もよく、快適な生活を送ることが出来ます。安静にしているのに痛みが止まらない場合は、早期に診察を受ける事をお勧めします。