肘が痛くなる病気
肘には指と手首を動かす筋肉が付着しています。そのため、手指・手首を動かすことで筋肉の付着部に引っ張られる力が加わります。中年以降、肘の外側の筋や腱が少しずつ弱くなっている為に、重たい物を持った時に、肘の外側に痛みを覚えるようになり、その部分を押すと痛みが強くなります。それを、外側上顆炎(がいそくじょうかえん)と言います。また、反対に肘の内側に痛みが出ると内側上顆炎(ないそくじょうかえん)といいます。
治療
炎症症状が強いときは、安静・冷却が必要ですが、その後肘を温め、低周波治療・温熱療法・ハリ治療・マッサージなどを行います。
手指・手首は日常生活でよく使う為、なかなか安静にすることが難しく、痛みは6ヶ月以上続く場合も多く、焦らずに治療する必要があります。