手の舟状骨骨折
手の舟状骨骨折(しゅうじょうこつ)
手の舟状骨とは、手根骨(しゅこんこつ)と呼ばれる8つの小さい骨の1つで、その中で最も長く親指側に位置し、手をついて倒れた時などに骨折しやすい骨とされています。しかしこの骨は、骨折していても腫れや痛みが軽度であるので、治療されずに放置されている場合が多く、早期の骨折発見が非常に困難であるといわれています。しかし、早期に骨折が発見されギプス固定を行っても、この骨は非常に血行が悪く、2ヶ月程の長期固定を行わなければいけなくて、その間、親指と手関節の運動が著しく制限されます。また、骨折の状態によっては手術を行わなければならない事もあります。