頚の痛み・手のしびれの原因と治療
頚(くび)の骨は、あいさつ・食事・仕事等でたえず動いています。特に頚の骨の5番目と6番目のところは、非常に良く動くため、40才以上になると頚の骨が変形し、骨と骨の間にある軟骨<(椎間板)ついかんばん>が弱くなり、へしゃがってきます。
この変形した骨や、扁平化した軟骨により、頚から腕や手に出る神経を圧迫し、頚の痛みや、肩こり、手のしびれ等の原因となります。特に頚と顔を上に向けると、骨髄から手に出る神経が強く圧迫されるため、これらの症状が強くなり、レントゲン写真を撮りますと、余分な骨や、扁平化した軟骨が確認されます。
治療としては、湿布・軟膏を塗ったりします。また、筋肉の緊張を取り除く目的で、頚を軽く引っ張ったり、電気治療やマッサージ、ハリ治療を行います。